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はじめに

WAC510は、ハイパフォーマンスで広帯域通信を利用できる、スモールオフィス向けの802.11 ac Wave 2デュアルバンドアクセスポイントです。2つのデータストリーム (2×2) を持ち、最大1.2 Gbpsのスループット (集約値) を提供します (2.4 Ghz帯で400 Mbps、5 GHz帯で867 Mbps)。

また、複数ユーザーによる複数の入出力を可能とするテクノロジー (MU-MIMO) により輻輳を回避し、トラフィックの集中する場所でも最高のパフォーマンスを確実に実現します。

WAC510には、広い場所に配置するときに使用するAPモードと、小規模オフィスに1台のWAC510を配置するときに使用するルーターモードの2つのモードが用意されています。

こうしたすばらしい機能をすべて備えるWAC510は、診療所やカフェ、小規模の店舗といったスモールオフィスに最適です。この記事では、WAC510のルーターモードでの動作を説明します。

 

ネットワークトポロジ

ルーターモードでの使用時には、WAC510はインターネットモデムに直接接続されています。LANケーブルでWAC510の黄色のワイドエリアネットワーク (WAN) PoEポートと、モデムのLANポートを接続します。

 

WAC510のLANポートをネットワークスイッチに接続して、有線ネットワークを拡張することも可能です。

 

ルーターモードの機能

WAC510アクセスポイントは、ルーターモードでの使用時は以下のような機能を備えています。

ネットワークアドレス変換 (NAT)

WAC510でルーターモードが有効になっている場合、ネットワーク内の有線デバイス、無線デバイスには、それぞれにプライベートIPアドレスが設定されています。ネットワークアドレス変換 (NAT) と呼ばれる機能により、プロバイダー (ISP) から提供される1つのパブリックIPアドレスを、WAC510に接続されたデバイス間で共有することができます。

NATにより、インターネットとのトラフィックがルーターのアドレス変換プロセスを通過することになるため、ネットワークの安全性も向上します。NATが、プライベートIPアドレスへの直接アクセスをブロックするからです。 

WAC510がルーターモードの場合は、NATは自動的に有効となっています。

 

Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)

ローカルエリアネットワーク (LAN) に接続するデバイスは、ネットワーク上で通信するために、それぞれIPアドレスを持つ必要があります。インターネットアクセスの場合、各デバイスにデフォルトゲートウェイおよびDNSサーバーの設定がされていることも必要です。

ルーターモードでは、WAC510には、IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーアドレスをネットワーク上のすべての接続されているデバイスに動的に割り当てる、Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) サーバーが内蔵されています。

WAC510は、最大8つのDHCPスコープ (デフォルトのスコープと追加の7つ) に対応しています。ネットワーク上に複数の仮想LAN (VLAN) を作成するときに役立ちます。たとえば、従業員用のWiFiネットワーク (SSID) とVLANを作成し、これとは別にゲスト用のSSIDとVLANを作成するといったことが可能です。

メモ: 追加のDHCPスコープを利用するには、VLANを使用する必要があります。

 

仮想LAN (VLAN) のサポート

VLANにより、クライアントデバイスをグループごとに分けることができます。たとえば、従業員用ネットワークトラフィックをゲスト用トラフィックから分離したい場合などです。

それぞれのVLAN IDがSSIDに対応します。新しいSSIDを作成したら、一意なVLAN IDを割り当てます。次に、DHCPサーバースコープを作成し、そのVLAN IDを割り当て、アドレスプールからそのVLAN内のクライアントデバイスにIPアドレスを発行することができます。

 

VLAN間ルーティング

デフォルトではVLAN間ルーティングが有効になっているため、異なるWiFiネットワーク上のデバイスが互いに通信することが可能です。相互に通信できるVLANは選択することができます。

セキュリティを強化するためにVLAN間ルーティングを無効にして、異なるVLAN (WiFiネットワーク) 上のデバイスが相互に通信できないようにすることもできます。

 

ネットワークの拡張

デバイスをネットワークに有線接続する必要がある場合は、WAC510の黒色のLANポートを使用します。WAC510には1台のデバイスを直接接続できます。また、WAC510にネットワークスイッチを接続すると、複数のデバイスを有線接続することもできます。デスクトップPC、プリンター、およびネットワークストレージデバイスなど、複数のデバイスを有線で接続する必要がある場合は、NETGEARアプリ&クラウドスイッチの購入をご検討ください。NETGEAR Insightでネットワークの拡張と容易なスイッチ管理が可能になります。

この種類のネットワークトポロジでは、WAC510はルーターかつアクセスポイントとして同時に機能します。

 

 

追加情報

ルーターモードでWAC510を使用する場合、次の条件が適用されます。

  • WAC510はNETGEAR Insightで管理可能です。
  • ブリッジとも呼ばれるWireless Distribution System (WDS) はサポートされていません。
  • PoEポートがモデムに接続されているため、WAC510は外部電源から電源を供給する必要があります。WAC510は、12V 2.5 A電源アダプターを使用します。電源アダプターの詳細については、「WAC型番のアクセスポイントの電源アダプターのパーツ番号」を参照してください。※モデム/ONU自体がPoE 機能をもつことは稀ですので、ほとんどの場合、モデム/ONU の間にPoEスイッチを置いて給電する構成となります。

 

その他アプリ&クラウドスイッチに関するお問い合わせは「よくある質問 Insight/アプリ&クラウドスイッチ」を参照してください。

設定手順については、「NETGEAR WAC510アクセスポイントでルーターモードとルーターモードの機能を設定する方法を教えてください。」を参照してください。

前回の更新:07/07/2025 | 記事ID: 000058849

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