対象製品
WBE700, WBE708, WBE700Y, WBE708Y, WBE710, WBE718, WBE750, WBE758
概要
WBE7xxシリーズでは、Management VLANとUntagged VLANを同じVLAN IDに設定している場合、管理通信はタグなしでのみ受け付けます。スイッチ側でこのVLANをタグ付きで送ると、アクセスポイントはその管理通信を受け付けません。その結果、Insightや管理画面からアクセスポイントに到達できなくなります。
これはWBE7xxシリーズの仕様による動作で、不具合ではありません。VLAN 1に限らず、Management VLANとUntagged VLANが同じIDであれば、どのVLAN IDでも同じように動作します。
接続例
通信できる例:
- スイッチ側LANポート(VLAN 1 タグなし)-----(Management VLAN 1/Untagged VLAN 1)WBE7xx側LANポート
- スイッチ側LANポート(VLAN 100 タグなし)-----(Management VLAN 100/Untagged VLAN 100)WBE7xx側LANポート
通信できない例:
- スイッチ側LANポート(VLAN 1 タグ付き)-----(Management VLAN 1/Untagged VLAN 1)WBE7xx側LANポート
- スイッチ側LANポート(VLAN 100 タグ付き)-----(Management VLAN 100/Untagged VLAN 100)WBE7xx側LANポート
WAXシリーズ(WAX610など)との動作の違い
WAX610などの従来機種とWBE7xxシリーズでは、内部のVLANの処理方式が異なります。そのため、同じ設定でも結果が変わる場合があります。
条件:Management VLAN 1、Untagged VLAN 1(有効)、PVID 1
| 構成 | スイッチ側VLAN 1 | WAX610 | WBE7xx |
|---|---|---|---|
| SSIDのVLANが1つのみ | タグなし | 通信可 | 通信可 |
| SSIDのVLANが1つのみ | タグ付き | 通信不可 | 通信不可 |
| 複数のVLANを使用(SSIDごとに異なるVLAN、MPSK、Dynamic VLANなど) | タグなし | 通信可 | 通信可 |
| 複数のVLANを使用(同上) | タグ付き | 通信可 | 通信不可 |
WAXシリーズでは、複数のVLANを使う構成にすると、VLANごとにタグ付き通信の処理経路が作られます。このため、Management VLANをタグ付きで受信しても管理通信が成立します。
WBE7xxシリーズでは、Management VLANとUntagged VLANが同じ場合、タグ付き通信の処理経路は作られません。管理通信はタグなしの経路でのみ処理されます。
推奨設定
次のいずれかの方法で設定してください。
- アクセスポイントを接続するスイッチポートで、Management VLANをタグなしに設定します。PVIDはManagement VLANと同じIDにします。
- Management VLANをタグ付きで運用したい場合は、Management VLANとUntagged VLANに異なるVLAN IDを設定します。そのうえで、スイッチ側ではManagement VLANをタグ付きに設定します。
注意:WAXシリーズからWBE7xxシリーズへ置き換える場合は、事前にスイッチ側のVLAN設定を確認してください。WAXシリーズで複数のVLANを使い、Management VLANをタグ付きで運用していた環境では、置き換え後にアクセスポイントへ到達できなくなる可能性があります。